パチスロ漬けの日々・・・
さかのぼること5年前・・・。
財布の中を確認すると、小銭だけがジャラジャラと元気だ。
「おかしい、さっきまで諭吉が3人くらいいたはずなのに・・・」
何度も何度も財布を確認する・・・
さっき「ATMからおろしてきたばかりだったよな・・・」
実はおろしていなかったのかもしれない・・・いや、きっとそうだ。
急いでATMにもどり、残高を確認する。
\63000
\43000
\23000
\ 3000
今日、いくら負けたん・・・?
明日は家賃の支払い日。ちょうど6万円引き落とさる予定です。
もう、心は泣いてます。
現実をかみしめ、空腹を満たすため、残りの小銭で10円でも安いおにぎりをコンビニで探します。
妻にばれたら、なんて言い訳しよう・・・。
何度、同じことを繰り返せば気が済むんだ・・・!
妻の顔が頭をよぎります。そして絶望のあとにやってくる怒りの感情。
「2度と来るかよ!!あんなボッタくり店」 「〇やしてやりてえ」
自分の性格が崩壊する瞬間です。
パチンコへの怒りと、わかっていながらうちに行ってしまう自分への怒り、こんなことを何度繰り返したでしょうか・・・
本気でもう「やめたい」。
心の底からそう思いました。もう自分が壊れる
もしこのプロフィールを見てくれているあなたが今、過去の私と同じ状況で苦しんでいるのならどれだけ苦しいことか・・・
「でもね、大丈夫。」です。
私がやめられましたから。やめて5年以上たちました。前のように心がえぐられる経験をしなくて済むようになりました。
「辞めようと固く決意し」行動し、諦めない。一人で無理なら助けを求める。
そうすればきっと道が開けます。
ai-kai 自己紹介
感情がこもり、前置きが長くなってしまいましたが、筆者の私はこんな感じです。
1980年生まれ、2児の父です。
【趣味】
・ブログ、キャンプ、旅行、温泉巡り、読書、料理、パン作り、珈琲を挽いて飲むこと。
・ミスチルとgreeeenの曲が好きです。
パチスロにはまるまで
地方在住で高校卒業後、上京し都内のホテルの調理師として就職。当時は料理の鉄人という大人気番組があったこともあり、将来は料理の鉄人になる。そんな青写真を描きホテルに入社。
大きな夢をもちキラキラしていた私の目は、時間が経つにつれ、あっという間に死んだ魚の目になっていきます。
朝5時に寮を出て帰宅は23時頃。仕事をしては怒られ、ミスをしては拳が飛んでくる。長時間労働と、修行という名のパワハラのオンパレードに10代で一人上京した私は耐えられなくなりました。
パチスロを覚えたのは、ホテルを退職し、故郷に戻ってからでした。
レストラン勤務していた時の責任者がパチスロ好きで、付き合わないといけなかったのです。
今の時代からすればパチスロを教え込む先輩なんてしょうもないな・・・とおもうのですが、あの頃は先輩は絶対です。ましてや調理の世界は余計にそういうものが強いのです。
付き合いでいっていたパチスロに私が一人でものめりこむようになるのに時間はかかりませんでした。
平日が休みです。週末、休日は絶対仕事です。そんな友達とも会わないシフト制のスケジュールが余計にパチスロ通いに拍車をかけました。
気が付けば一人でいるときは仕事以外ほぼパチスロです。はまっていた時はパチスロに行かなきゃ落ち着かない・・・
結婚し、妻と休日が休みでもいかにパチスロにいこうか・・・そんなことを考えていた気がします。
一つしっかり記憶に残っているのは子供の誕生日の出来事です
妻からその日はお寿司でも食べに行こうといわれていたのですが、
仕事が早く終わったのでそのままパチスロへ。そういう日に限って出るのです。普段はぼろ負けばかりなのに・・・
結局寿司屋が閉店する時間ギリギリに切り上げ、合流。あの時、妻からはっきり言われました。
「あんたは、子供の誕生日よりパチスロが大事なんだね」
そう、あきれるような顔で、はっきりとわかる冷たい目でいわれたのを今でも思い出せます。
生活費を使い込んだこと数知れません。妻の目を盗んでは貯金通帳と印鑑を探し出し、銀行におろしに行きました。
今思えば、家の中に盗人がいるようなもんでした。
失敗談はいくらでも出てきますがもうやめときます。
あのまま続けていけば、お金も家族も間違いなく破綻していたでしょう。
こんな糞のようなパチスロ通いは15年にわたり続きます。
現在の状況
パチスロを完全にやめてから5年以上たちます。
今思うのは、
パチンコをやめれて本当に、本当に良かった・・・
その一言に尽きます。
15年パチンコにはまり続けた人間がいうのです。間違いありません。パチンコを完全にやめることができると、2度とあの生活に戻りたいとは思いません。
でなければもう、自分も壊れ、家族も壊れていたでしょう。それぐらいパチンコ、パチスロにのめりこむと周りが見えなくなり、何もかも失っていきます。
今は家族との時間、自分の時間、大切なお金。を大事にし、お金を浪費しなくても十分休日も日常も楽しむことができています。
パチンコをやめて後悔することは絶対ない。
パチンコをやめれなかった未来は後悔しかない。
このブログを通して伝えたいこと
15年どっぷりとパチスロにはまっていた私が、ギャンブルから抜け出した方法を書いています。
パチンコ、パチスロを辞めたいという方に少しでもお役にたてればとてもうれしいです。
一時期爆発的な人気を博した鬼滅の刃の煉獄さんの言葉、
「心を燃やせ」という言葉がありましたよね。パチンコ、パチスロを本気で辞めたいなら
この言葉を思い出してください。
「パチンコを辞めたいなら、心を燃やせ」
いつかやめれるだろ・・・位の気持ちでは辞めれません。
「2度とあの空間には戻らない」
「絶対にパチンコをやめる」
それ位の強い決意が必要です。
なぜなら、パチンコを辞めたいというその心の火は最初は小さく、
守ってあげなければ、あっという間にパチンコの波に飲み込まれて消えてしまいます。
そうならないためにもいくつもの心の防波堤をつくり、その炎を簡単には消されない、強くて、大きい炎にしていく必要があります。
そうすればきっとパチンコから卒業できます。このブログをよんでくださった方が一つでも心に残り、行動することでパチンコを卒業するきっかけになれば嬉しいです。
パチンコから解放された心は平穏です。本来の自分の姿をとりもどせること心から応援しています
心の防波堤の作り方
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