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今日は恥ずかしながら、私がパチスロにドはまりしていた時の妻との修羅場のお話です。ギャンブルにはまっていると、家庭の中もうまくいきません。皆さんはこんな経験をしないようにしてくださいね・・・
パチスロ失敗談は数えきれないくらいですが、そのなかでも、
いまだにうちの親と笑い話になるのがこの時の話です。
今は笑い話になるからいいのですが、当時は修羅場だった・・・
ではその時の話を・・・
パチンコ辞めたい【しかし、その日は激熱イベント】だった
昔は、パチンコ店には激熱イベント日というものがあった。
朝からメールが来たり、ゾロ目の日、ましてや7のつく日なんかは
スロッターにとっては仕事を休んでも行きたい日だった。
その当時の私は
「無職」
だった。本来なら、必死に求職活動をしなければいけない立場だ。
にもかかわらず、朝からソワソワ、ソワソワする。
なんといっても、今日は行きつけ店の、月に一度の
激熱イベント日だったからだ。
妻が仕事にでかけた。
多少の罪悪感があるものの、20代半ばだったこともあり、
深くは考えない・・・
「今日は勝てる」
そんな根拠のない自信があった。
妻は出社し、私はパチンコ屋に出社する・・・
今考えれば糞すぎるのだが、当時は朝10時の開店から、
スロットを打てるのが最高の娯楽だと勘違いしていた。
【今思えば恥ずかしい限りだ・・・】
みんなは仕事をしている・・・
自分は朝から大好きなスロット三昧だ!!
意気揚々と台を選ぶ。
勝負の台は
「鉄拳」
通常時の何気ない服装のチェンジや、
激熱の地面砕き。
鉄拳ラッシュからのボーナスの連チャンが大好きだった。
【実践開始】
サンドに1000円札がどんどん吸い込まれていく。
「大丈夫。今日は月に一度の激熱イベント日だ!!」
自分にそう言い聞かせ、サンドにお金をつっこんでいく。
あっという間に
5000・・・
10000・・・
15000・・・
みるみる財布の中身が空になっていく。
重い当たりと、通常時が長いこと・・・
やった当たったボーナスは一瞬でおわり、お金を追加するの繰り返し。
気づくと、30000円はなくなっていた。
まずいな・・・今月は生活費に全く余裕がない・・・
この30000円は実はこっそりと通帳から引き出していた、
お金だった。
いうところの生活費だ。
今日勝ったらこっそりもどせばいい・・・
そんな感覚だった。
マイナス¥30000か・・・
ばれた時の妻の顔がちらつき始めた。
マズい・・・非常にマズい・・・取り返さなくては・・・
パチンコで負けた金をパチンコで取り返す。
そもそもそんなことを考える時点で依存症なのだが・・・
当時はわかっていない。
妻がキャッシュカードはもっているから、
通帳と印鑑でお金をおろしに行く。
この通帳と印鑑の場所も普段は妻が、
自分にはわからない場所に置いてある。
場所がわかったら、使われてしまうと知っているからだ。
しかし、自分は知っている・・・
通帳残高がみるみる減っていく。
あと¥30000下ろしておこう。
大丈夫・・・どうにかなる。
お金をおろすと、慌てて、ホールにもどる。
ここからが本当の勝負だ。
負けている30000円を取り返し、通帳に戻す・・・
あわよくば、それ以上に取り返し、次の軍資金にする。
そんな妄想が脳裏をよぎる。
時間はあっという間に過ぎていった・・・
夕陽が落ちるころ
空はとても綺麗だった。
それとは正反対に私の心は死んでいた。
見事なまでの惨敗だった・・・
財布にはいっていたお札達は、跡形もなく姿を消していた。
朝からいくら負けたのだろう・・・
もう頭がもうろうとしてる。
結局-60000円近くを失った。
妻は朝から仕事にいき、無職の私はパチンコ屋に60000円収めてきたのだ。
今月の家賃は59800円。
その金額を失ったことになる・・・
たった一日で。いや夕方までで・・・
どうにかしなければとパチンコ依存者あるあるの行動をする。
何か家に売るものはないか?どっかに隠しておいた金がなかったか?通帳にもしかしてお金がはいってなかったか?
もう現実逃避にはいっている。
そして現実にもどる。
妻が帰ってきた。
いつも通りだ。まだばれていない。
今日は何してたの?
ドキッとする。
あぁ、ハロワにいって、仕事探してたよ。
そう、なんかいい仕事あった?
うーん、いまいちかな・・・(行ってもいない)
妻:早く見つかればいいね・・・
そんな会話をかわした後、妻が何かを察したのか、いつもの通帳のある場所にいく・・・
通帳は元の場所に戻してはある。ばれる時間を伸ばし、お金を作る時間を作るために・・・もどしておいたのだ。
中身はすっからかんになってしまった通帳だ。
中は見ないでくれ!!!
そんな私の願いは虚しく吹き飛ぶ。
「これ、どういうこと???」
悲鳴に近いような叫び声が家中に響き渡った。
無職中にパチスロで生活費に手を出す。
誰でも怒るだろう。
普段は温厚で笑顔が絶えない妻だが、この日の怒りはすさまじかった。
たまったマグマが一気に噴火したような火山のようだった。
すぐそばに住む、私の実家に一緒に行き、今日起きたことを逐一報告された。
私の両親は私が使ってしまった分を補填しれくれた。20代にもなり、親のすねをかじるとは・・・
情けない話だ・・・。
この日の事は忘れないだろう。今までも生活費を使っていたことはあったが、どうにかなっていたことが、今回の事態を招いた。
ギャンブル依存症は恐ろしい病気だ。
やめたくても、やめられない。一度スイッチが入ってしまうと、後先考えられず、自分ではとめられないのだ・・・
一体どれだけの時間とお金をパチスロにつぎ込んできただろうか?
本当にもったいないことをした。
大負けしては、
絶対に今回でパチスロを辞めよう
そう決意した、2,3日後にはホールに行っていたのだから、
救いようがない・・・
そんな私でも無事にパチスロを卒業し、
今ではもう4年以上になりなる。
休日はいぜんと大きく変わり、パチンコのない生活を楽しんでいる。
ギャンブルから離れると、脳が正常にもどるので、色んなことに好奇心や、興味、やる気がでてくる。
ギャンブル依存症はとても怖いものだ。
その人の人格のみならず、人生をも狂わせる可能性がある。
パチンコ(パチスロ)を辞めたいのに辞められない。
そんな方が一人でも減ってほしい心からそう思います。
やめれた先にはきっと明るい未来が待っています。
やめられると信じて、自分にできる一歩を踏み出しましょう。
大丈夫。私が辞められたのだから。
朝から晩まで狂ったように打っていたあの頃。
キャッシュカードを妻の目を盗んでは抜き出し、ばれて大げんかの日々。
そんな私でも、今は心穏やかに毎日を過ごしています。ギャンブルのない日常は、心が穏やかです。
このブログを見てくださったあなが早くパチンコから卒業できますように・・・応援しています。
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